粉川哲夫の単行本
●TETSUO KOGAWA RADIO-ART
Tetsuo Kogawa・著、UV Édition, Paris, 2019.3
フランス語訳:Pali Meursault
編集:Magali Daniaux + Cédric Pigot
装幀:Cédric Pigot
最初、『アキバと手の思考』の日記部分を省略したフランス語訳として計画されたが、訳文に不満をいだいた原作者が全面的に介入することになり、パリ・ムルソーとのほぼ「共同執筆」に近いテキストに変容した。内容の詳細は出版社のサイトに詳しい。ウィーンのKunstradioのプロデューサーのエリザベス・ツィマーマンと、ボローニャに住む旧友のサウンドアーティストのジョン・ダンカンがエッセーを寄稿してくれた。なお、本書は、引用自由、再出版も可能なAnti-copyright/Open-sourceである。
●アキバと手の思考
粉川哲夫・著、せりか書房、2016.5
編集:武 秀樹
装幀:工藤強勝
制作時の意識としては、「物」(モノではない)としての本(つまり書物)であることにこだわった。「これは小説で、ルポで、評論で、つまりこんにちの言語表現なんだな」とは小沢信男翁の言。秋葉原はぺらぺらのアキバになり、都市への未練は失せた。映画も都市もカッコに入れて、「手」からもういっぺんで直そうということかなとも思う。
●メディアの臨界 紙と電子のはざまで
粉川哲夫・著、せりか書房、2014.7
編集:武 秀樹
装幀:工藤強勝
●映画のウトピア
粉川哲夫・著、芸術新聞社、2013.12
編集:渡部 幻
装幀:戸塚泰雄
●もしインターネットが世界を変えるとしたら
粉川哲夫・著、晶文社、1996.10
編集:津野海太郎・足立恵美
装幀:平野甲賀
【ラフテキスト】
●シネマ・ポリティカ 粉川哲夫映画批評集成
粉川哲夫・著、作品社、1993.12
編集:増子信一
装幀:東 幸児
【ラフテキスト】
●ニューヨーク街路劇場・文庫版
粉川哲夫・著、筑摩書房、ちくま学芸文庫、1993.9
編集:石井慎吾
装幀:ミルキィ・イソベ
【ラフテキスト】
●批評の機械 Ⅰ 政治の挑発
粉川哲夫・著、未来社、1992.10
編集:西谷雅英
装幀:高麗隆彦
●情報のチャンネル
粉川哲夫・著、話の特集、1991.7
編集:中島伸夫
装幀:桜庭文一
●国際化のゆらぎのなかで
粉川哲夫・著、岩波書店、1991.6
編集:十時由紀子
装幀:中ザワヒデキ
【ラフテキスト】
●カフカと情報化社会
粉川哲夫・著、未来社、1990.7
編集:西谷雅英
装幀:岸顕樹郎
●バベルの混乱 マスメディアは過激になれるか
粉川哲夫・著、晶文社、1989.6
編集:島崎 勉
装幀:平野甲賀
【ラフテキスト】
●都市の使い方
粉川哲夫・著、弘文堂、1989.5
編集:中村憲生
装幀:工藤強勝
●スペースを生きる思想
粉川哲夫・著、筑摩書房、ちくまライブラリー、1987.10
編集:伊崎正敏
装幀:渡辺千尋
【ラフテキスト】
●廃墟への映像
粉川哲夫・著、青土社、1987.10
編集:宮田 仁
装幀:高麗隆彦
●ミクロポリティクス ポスト戦後政治の読み方
粉川哲夫・著、平凡社、1987.6
編集:及川道比古
装幀:海保 透
【ラフテキスト】
●電子人間の未来
粉川哲夫・著、晶文社、1986.11
編集:津野海太郎・松原明美
装幀:平野甲賀
【ラフテキスト】
●電子国家と天皇制
粉川哲夫・著、河出書房新社、1986.11
編集:高木 有・阿部政晴
装幀:戸田ツトム
【ラフテキスト】
●情報資本主義批判
粉川哲夫・著、筑摩書房、1985.11
編集:伊崎正敏
装幀:阿部忠雄
【ラフテキスト】
●ニューヨーク情報環境論
粉川哲夫・著、晶文社、1985.5
編集:津野海太郎・松原明美
装幀:平野甲賀
【ラフテキスト】
●ニューメディアの逆説
粉川哲夫・著、晶文社、1984.7
編集:津野海太郎・松原明美
装幀:平野甲賀
【ラフテキスト】
●都市の記憶
粉川哲夫・著、創林社、1984.7
編集:和田成太郎
装幀:工藤強勝
【ラフテキスト】
●これが「自由ラジオ」だ
粉川哲夫・編、晶文社、犀の本、1983.7
編集:津野海太郎
装幀:平野甲賀
●遊歩都市 もうひとつのオーストラリア
粉川哲夫・著、冬樹社、1983.3
編集:荻原富雄
装幀:戸田ツトム
【ラフテキスト】
●メディアの牢獄 コンピューター化社会に未来はあるか
粉川哲夫・著、晶文社、1982.11
編集:津野海太郎・島崎 勉
装幀:平野甲賀
【ラフテキスト】
●資本のパラドックス ネオ・マルクス主義をこえて
粉川哲夫・編訳、ポール・ピッコーネ・著、せりか書房、1981.12
編集:船橋純一郎
装幀:工藤強勝
●批判の回路
●ニューヨーク街路劇場
粉川哲夫・著、北斗出版、1981.3
編集:長尾愛一郎
装幀:工藤強勝
●フッサールの現象学 新装増補版
粉川哲夫・編訳、ルドヴィク・ロブレクツ、クラウス・ヘルト、エンツオ・パチ著、せりか書房、1978.12
編集:船橋純一郎
装幀:工藤強勝
1971年刊の『フッサールの現象学』に、"The Phenomenological encyslopedia and the Telos of Humanity" by Enzo Paci (Telos, no.2 New York, 1964) を「現象学とマルクス主義」という表題で増補した。
●主体の転換
粉川哲夫・著、未来社、1978.8
編集:米田卓史
装幀:工藤強勝
【ラフテキスト】
●物語作者フランツ・カフカ
粉川哲夫・編訳、フリードリッヒ・バイスナー・著、せりか書房、1976.6
編集:船橋純一郎
装幀:工藤強勝
Friedrich Beißner, Dear Erzöhler Franz Kafka. Ein Vortrag. Stuttgart, Kohlhammer, 1952. + "Recent Kafka Criticism (1944-1955)" by Hans Siegbert Reiss in Kafka A Collection of Critical Essays, Englewood Cliffs, 1962 + 〝実存主義的カフカ・アプローチを越えて〟(粉川哲夫)+カフカ関係文献目録(一九四五~一九五五)(粉川哲夫)
●フッサールの現象学
粉川哲夫・編訳、ルドヴィク・ロブレクツ、クラウス・ヘルト著、せりか書房、せりか叢書、1971.1
編集:久保 覚
装幀:平野甲賀
最初の単行本。
原典:HUSSERL par Ludovic Robberechts, Editions Universitaires, Paris, 1964。付録として、独訳(LUDOVIC ROBBERECHTS Edmund Husserl. Eine Einfürung in seine Phänomenologie. Ausdem Französischen von Klaus und Margret Held Mit einem Nachwort von Klaus Held, Classen Verlag GmbH., Hamburug 1967) の「あとがき」を加えた。