Please insert the NEXTSTEP Device Drivers disk in the floppy disk drive and press Return が出るので、CtrlとAltを同時に押してマウスポインターを外部に出し、VMwareの下部のフロッピーアイコンを右クリックし、Settings....を選んで、User floppy image file: のファイルを3.3_VMware_drivers.imgに変更する。
リターンを押すと、1. Adaptec 2940 PCI SCSI Adapter (v3.37)が出るので、----> に 1 を打ち込み、リターンキーを押す。ドライバーが違う場合は、複数の選択肢が出るが、そのなかからこのアダプターの番号を選ぶ。Intel NeXTの初期には、実際にSCSIカードを装填し、SCSIのCD-ROMディスクドライブを動かす必要があったが、いまはそのカードをヴァーチャルに装填する。これがそのヴァーチャルな作業である。
またドライバーの選択画面が出るが、ここには選ぶべきものがないので、7を入力し、リターンで 1. Primary/Secondary(Dual) EIDE and ATAPI Device Driver Controllers (v3.35) が出る。--->1 を入力し、リターン。
ATA drive・・・Detected・・がパラパラ~と出たあと、そのままインストールするかどうかを訊いてくるので、それに従う。---> 1
この画面が出たのち、Installing / ・・・・以下に次々にファイル名があらわれ、インストール作業が続く。長くて15分態度で終わる。
System Panicを回避するうえで最も重大な局面がこの場面である。画面に初期インストールが「終了した」 (Completed)とあるが、その下に「Dual_EIDE.tableにアクセスできなかった」とある。これは、3.3JをDell Mini 9にインストールする場合に対応できないためだが、もっと上位機種ではインストールできることが多いので、ドライバーの不備とも言えない。とにかく、EIDEコントローラーのインストールがなされていないということ、その対応をあとでしなければならないということを覚えておこう。
右下のフロッピーアイコンを右クリックし、フロッピードライブをDisconnectにしたのち、Ctrl+Altでなかに入り、リターン。
若干間があって、再起動し、左の画面になる。Ctrl+Altで外部に出てから、フロッピーアイコンを右クリックし、Connectを選び、フロッピードライバーを再接続する。3.3_VMware_drivers.imgでないドライバーを使う場合は、入れたときと同じ操作をくりかえす。---> 1
問題がない場合は、NEXTSTEPのブートアイコンが出たのち、自動的に右の画面になる。「EISABus」のAlertとあるが、あわてず「OK」を押す。さらにもう一度「PS2Keyboard」のAlertが出るが、同様に「OK」を押す。
いよいよ正念場である。ドライバーをインストールしたりはずしたりするConfigulationの画面であるが、通常は、このまま「Save」を押して先に進み、NEXTSTEPのGUI画面が立ち上がってから、NeXTAdmin→Configulationでこの画面に入り、個々の設定をすればよい。「Displayの選択だけはしておかないと画面が出ない」という通説は誤りであり、しなくてもアラートが出るだけである。気になるならばしてもよい。どのみち、あとでVMware用に調整されたドライバーを入れなければならない。
ここで「Add」を押し、「EIDE and ATAPI Device Controller」を選び、「Done」→「Save」へ進む。IRQが14番になっていることを確認しよう。すでにこのへんでVMwareでのNEXTSTEP/OpneStepのインストールに特有のマウスの狂ったような動きに悩まされるかもしれないが、なんとかこの操作を貫徹しないと、「System Panic」に陥り、すべて最初からインストールをやりなおししなければならなくなる。
LanguagesパックやOther Packagesはあとで入れればよいので、ここでは、NEXTSTEP Essentials以後のチェックをはずす(✓の部分にマウスポインターを触れさせるだけ)。
Essential部分はすでに入っているので、すぐにインストール終了の画面になる。フロッピードライブを切断してから、「Restart」をリターン。このときフロッピー・ドライブを切断していないと妙なエラーが出る。あわてず、フロッピドライブの小アイコンを右クリックして、Settings・・・からドライブの「Connect at power on」の✓をはずす。
ここまでくれば、もうNEXTSTEPのインストールは成功である。NeXTでは、第1言語と第2言語の選択ができる。第1言語というのは、画面に表示される言語であり、第2言語は、アプリケーションで使える言語である。「日本語」を選択→Fn+Altを押しながら「English」をクリックすると、「日本語」の下にアンダーラインがあらわれ、画面が日本語表記になる。わたしは、画面を英語表記にしたいので、「English」を選択→Fn+Altを押しながら「日本語」をクリックする。これが済むと、自動的にリブートがはじまり、NEXTSEPのGUI画面が姿をあらわす。
これで一応、NeXTの世界に到達したことになるが、ここからはじまるチューンアップの作業も半端でない労力が要求される。なお、カラーでないのは、ディスプレー・ドライバーがまだ正しく設定されていないからである。