■NEXTSTEP3.3JをDell Mini 9のVMware
Workstationにインストールする 【基本】
◆VMwareのヴァージョン
VMware Workstationは有料だが、WMware Playerには無料版がある。WMwareのサイトに入ると、最新版しか見当たらないのだが、古いヴァージョンをダウンロードできるサイトがあった。
Old Version of VMware Player
しかし、このなかでDell Mini 9上で動くのは、3.1.5以下のヴァージョンであり、それより新しいものは「必要な機能がCPUに装備されていない」としてはねられた。
Intel Atom N270 (1.60GHz, FSB 533MHz, L2 cash 512kB)の悲しさである。
とはいえ、VMware Player 3.1.5にはNEXTSTEP3.3Jが確実に乗るのだから、多少の遅さはがまんしよう。
◆基本のインストール・ドライバー
- 最新は、3.3_VMware_Drivers.imgと3.3_Boot_Disk.imgのフロッピーイメージ。
こちらは、単独では入手できず、NEXT関係の総コレクション(rar圧縮→解凍 5.30Gb)のなかから取り出すしかない。
- 古いヴァージョンは、3.3_Boot_Disk.floppyimage、3.3_Core_Drivers.floppyimage、3.3_Beta_Drivers.floppyimageの3種。こちらは、いまでもAppleのサポートサイトの隠しフォールダNeXTSTEP Boot and Driver Disk Imagesのなかにある。なお、ここからダウンロードする場合、3.3_Boot_Disk.floppyimage等のファイル名の下に .imgの拡張子を付加する必要がある。ただ付加するだけで、フロッピーイメージとして読んでくれる。
【参考】
3.3_Boot_Disk.img 3.3_VMware_Drivers.img
◆NEXT OSとCD-ROMドライブ
NEXTSTEP 3.3J は、1枚のCD-ROMと2枚の3.5インチの附属フロッピーディスクのセットで、1996年に発売された(→【
写真】)。Black NeXTとIntelベースのPCの両方にインストールできるようになっていた。IntelベースのいわゆるAT互換機にNEXTSTEP3.3Jをインストールする場合には、特定の(相性がうるさかった)SCSIカードに接続したSCSI対応のCD-ROMドライブ(Mac用のが使えた)とフロッピードライブが必要だった。
ATAPIのCD-ROMドライブでインストールできるドライバーが書かれてからも、インストール用のフロッピーイメージが2枚以上に分割されているのは、こう時代の名残である。
いまどきこのCD-ROMを持っているひとはすくなく、オークションなどでは高値を呼んでいるが、むろん、CD-ROMディスクがあれば、Dell Mini 9にUSBの外付けCD-ROMドライブを接続して、インストールすることができる。
ネット上には、CD-ROMイメージをisoイメージ化したものが存在するので、それを使えばVMwareのヴァーチャルなCD-ROMディスクを使ってインストール作業ができる。コピーライト上の問題はあるかもしれないが、
os33j.iso の所在を言っておくと、それは、前記の
NEXT関係の総コレクションのなかにある。
◆
NEXTSTEP3.3JをDell Mini 9のVMware Workstationにインストールする <最終調整> →【
詳細】
◆NEXT on VM インストールマニュアル