2024/04/24
あいかわらずトランプ・ウオッチングを続けている。この間、いろいろと心境の変化や出遭いもあったが、こいつだけはやめられない。
深夜徘徊からもどると、トランプの「買春口止め・取り繕い裁判」の第7回目が終わり、ちょうど、奴が法定から出てきて「ラント」(まあ「グチ」と訳しておくか)を披露中だった。→YouTube
なんだって? "Presidential immunity is imperative, or you practically won’t have a country anymore." 大統領には訴追免除が必須だと、さもなけりゃ国が存続しない・・?
ばか言うない。その国はおまえだけの国だろう。裁判所の場外では、NOBODY'S ABOVE THE LAWの文字が掲げられているのに。 (ちなみに、この写真は、今日のものではない)。
トランプについて書いていて頭に来るのは、こいつを批判すると、おのずと現政権を肯定することになる点だ。しかし、トランプは、国家を乗り越え、国家権力の空気を抜くために「闘って」いるわけではない。国家は大肯定で、自分がその長でないことに文句を言い、醜く、惨めな「闘い」を続けているにすぎない。いくら(あるアメリカ人が言ったように)「アメリカ人は馬鹿だから」としても、こんなのを次の大統領に選ぶとは思えない。経済的な利得の点では、大統領は誰がなっても同じだが、自分と身内の欲得だけしか考えない大統領を国家のお飾りに出来ないだろう。
しかし、こういう奴に日本からはるばる表敬訪問したB・・がいる。が、そのときのトランプの歓迎ぶりが面白かった。やつは、すでに何度もやっている、「ホワイトハウスの鍵」というガジェットをそいつにプレゼントしたのだ。なんでも、これを持ってホワイトハウスを訪れる者は、自由に大統領執務室に入れるのだとか。
むろん、これは、トランプが趣味で作ったお土産用のガジェットだが、もらってこっそりオークションに出品したのがいて、それが$3,670で売れたそうだ。日本のBは、大金持ちだから、このくらいはハシタ金かもしれないが、鍵といっしょに見せている顔は実にうれしそうだ。
このおっさんにとっては、「もしトラ」対策かもしれないが、「もしトラ」になったら、「俺の目に狂いはなかった」と大自慢だろうな。吐き気がする。
この間、アカデミー/オスカー賞について『オッペンハイマー』がらみで書こうとしたり、真田広之がハリウッドでいい仕事をした『Shogun』(ちょうど4月23日に第10話が放映され、シリーズ01が完結した)について書きたいと思ったが、流れてしまった。どうも、トランプがわたしに腹を立たせてくれないと「雑日記」は書けないみたい。
ちなみに、本日(現地時間4月25日木曜)開かれた「口止め金裁判」では、National Enquirerの社主だったデイヴィッド・ペッカーが、トランプの出馬のために邪魔になるメディアを操作する一連の作業を行い、この裁判で争われているポルノ女優をトランプが買春したことを口止めするために大金を支払ったことを証言したらしい。