「シネマノート」  「雑日記」


2010年 12月 13日

●ラーメン塾

anarchyサイト(href="https://utopos.jp/about_jp.html"jp)のサーバーを10年ぶりに変える作業で、この2週間ほど、煩雑な毎日を過ごしたが、それが一段落したら今度は「シネマノート」のサイトの変更にも手を出す。ドメインを単純化し、https://cinemanote.jp で入れるようにした。こちらは、レンタルサーバーだから数時間の作業。

そんなこんなで「シネマノート」の更新が遅れている。そうそう、『キネマ旬報』の「ベスト・テン」の原稿の締め切りも迫っていた。今夜やろう。

今日は、東経大の「身体表現ワークショップ」別名「教室を教室でなくするチャレンジ」の日。例によって、あまり寝ないで行く。ゲストはみな、開始の3時間もまえに来るので、午前「出勤」になる。

今日のゲストは、「ラーメン塾」の松井一之さん。この人は、サンバの平田康彦さんに紹介された。彼がサンバ隊を連れて来てくれたとき、太鼓のメンバーとして来たのが松井さんだった。彼にはさまざまなプロフィールがある。

松井さんは、弟子にあたる三鷹の「らーめん 文蔵」の店主青柳さんと、千葉北小金の「ウルトラ麺」の店主宮沢さんをしたがえてあらわれた。平田さんも「お手伝い」で来て、荷運びまでやる。贅沢きわまりない。

「スタジオ」に業務用のプロパンガスレンジがしつらえられ、3時まえには、スタート。学生は、ひとり一人、麺の玉を湯に入れ、1分間茹でて、次のコーナーに進む。スープ、チャーシュー、卵、葱、調味料と進み、完成。すべてのコースが松井さんの周到な下準備でスムーズに進むようにつくられてる。見事である。

90分後、40人近い学生がみな作り・食べ終わり、松井さんのコスト計算と「人生論」を聞く。質問があまりなかったのは、松井さんの気勢に押されたのか? まあ、同じ調子である。このへんが、いまの日本の空気といえようか。わたしが、日本でパフォーマンスをやらないのは、そんな空気が嫌いだからだが、タフな松井さんはそんなことではビクともしない感じで、企画者としては救われる。