●NeXTのsendmailを新しくする
●準備
◆sendmailの新しいヴァージョン(sendmail.8.10.2.N.b.tar.gz)をThe PEAK NeXTSTEP FTP Site (http://www.peak.org/next/apps/mail/unix/sendmail/)からダウンロード。
◆CFの最新ヴァージョン(CF-3.7Wpl2.tar.gz)をIIJのFTPサイトからダウンロード。
◆perlがインストールされていることを確認 (#which perl) 。ない場合は、インストールする(これについては省略)。
●インストール
◆いずれも、#gzip -cd xxxxx.tar.gz | tar xv - で適当な場所に解凍する。sendmail.8.10.2.N.bは、そのままダブルクリックすると、インストールされる。
◆sendmailをインストールすると、sendmail.cfの位置が/etc/sendmail/から/etc/mail/に変わる。旧ファイルは、ファイル名が変更され、保存される。
◆aliasesの位置は、新位置は/etc/であるが、なにもしなくても旧位置/etc/sendmail/が残される。
●CF-3.7Wpl2によってsendmail.cfを作成する。
◆CF-3.7Wpl2フォールダー中のStandardsのなかにあるsendmail-v8.defをCF-3.7Wpl2フォールダーに移し、sendmail.defとファイル名を変更したのち、必要事項を編集する。【詳細は下段】
◆sendmail.cfの作成
# make sendmail.cf
mv -f sendmail.cf.tmp sendmail.cfの行が出て終了すれば成功。
◆ウォーニングをチェックして、最終的なものを得る。それを/etc/mail/の下にコピー。
◆aliasesの更新
# newaliases
●NetInfoへの登録
◆NeXTの場合、すべてのネットコントロールをNetInfoでやっているので、そのデータ変更をしなければならない。
◆root権限でNextAdmin--->NetInfoManagerを立ちあげる。
◆Domain ---> Open ----> 左側のコラムの / をクリック ----> 右側にさまざまな項目が出る。
◆そのなかのlocationsを選ぶ。ない場合は、Domain ----> New Subdirectoryでnew_directoryを作る ----> クリック ---->コラムが出るから右側のコラムにあるnew_directoryをクリック ----> コラムの下側のテキストフィールドに出ている名称new_directoryをlocationsに変更 ----> リターン。
◆locationsをクリック----> NetInfoManagerのNew Subdirectoryでnew_directoryを作る ----> クリック ---->コラムが出るから右側のコラムにあるnew_directoryをクリック ----> コラムの下側のテキストフィールドに出ている名称new_directoryをsendmailに変更 ---> リターン。
◆/locations/new_directoryコラム内の左のコラム内のnameをクリックし、NetInfoManagerのDirectory ----> New Propertyを選択 ----> nameの下にnew_propertyができる ----> 下側のテキストフィールドに出ている同じ名称をmailhostに変更 ----> リターン。
◆NetInfoManagerのDirectoryメニューからNewValueを選択 ----> new_value ----> この値をサーバーのホスト名に変更 ----> リターン。
◆コラム内のmailhostをクリック ----> NetInfoManagerのDirectoryメニューからNew Propertyを選択 ----> new_propertyの名称をsendmail.cfに変更し、リターンキー。
◆NetInfoManagerのDirectoryメニューからNewValueを選択 ----> new_value ----> この値を/etc/mail/sendmail.cfに変更。
◆NetInfoManagerのDirectoryメニューからSaveを選択。
◆リブート。
【sendmail.defの編集の詳細】
◆docの下のManual.jpnに詳しく書いてあるが、最低限必要な記述は以下の通りである。なお、デフォルトの設定は、#がついていても、そのままで機能する。変更のときは、必ずコメントをはずすこと。
・ 生成する sendmail.cf の種別の宣言 ---->defファイルを選んだ時点で記載されている
・ OS種別の設定 [ostype] ---->nextstep
・ sendmail の種別の設定 [general] MX_SENDMAIL=yes/no (default=yes)
・ ホスト名に関する設定 [general] MY_DOMAIN=<ドメイン名>
・ 使用されるアドレスに関する設定 [address]
LOCAL_ADMIN_USERS=<ユーザ名>
LOCAL_USERS=<ユーザ名> (複数可)(継続行可)
<ユーザ名が列挙されたファイルのパス>
☆ メールの受信に関する設定 [acceptaddr]
ACCEPT_ADDRS=<受けとるべきアドレス> (複数可)(継続行可)
例1) ACCEPT_ADDRS='$m' (for domain master; R8* style) --->これを選ぶ
例2) ACCEPT_ADDRS=$MY_DOMAIN (for domain master; R5 style)
例3) ACCEPT_ADDRS='another-host.kuis.kyoto-u.ac.jp'
例4) ACCEPT_ADDRS='kuis.kyoto-u.ac.jp ftp.kuis.kyoto-u.ac.jp'
◆UUCPの設定(わたしの場合は、これが重要)
# [uucp.v6]
# UUCP connection (yes/no)
UUCP_GW=yes <-----デフォルトではno
# my UUCP node name (defined automatically with R8)
UUCP_HOST_NAME='hhhh.ddd.or.jp' <-----自分のホスト名を記述
# UUCP neighbors
##UUCP_NEIGHBORS=/etc/uucp.neighbors
##UUCP_NEIGHBORS='uugw1 uugw2 uugw3'
# taylor's UUCP style sysname aliases # not for NMTC
##SYSNAME_ALIASES=/etc/uucp.neighbor.domain
##SYSNAME_ALIASES='uu.domain1 uu.domain2 uu.domain3'
# extended UUCP style to domain style route address conversion (yes/no)
#EXTENDED_UUCP_ADDR_CONV=no
# UUCP relay host name
#UUCP_RELAY='host.domain.or.jp' <----ここは記述せず、コメントのままでいいらしい。
# canonicalize to domain-style on unknown uucp hostname with nameserver
#CANON_UNKNOWN_UUCP=no
# [indirect]
# for indirect delivery
# domain names to be deliverd directly (all/none/"domain names")
DIRECT_DELIVER_DOMAINS=none <----ここがyesだとUUCPはきかない
# mailer for direct delivery
#DIRECT_DELIVER_MAILER=smtp
# relay host for indirect delivery (in case of none or "domain names")
DEFAULT_RELAY='uucp: zzzz' <---- /etc/uucp/L.sysで「zzzz Any TCP uucp uucp.host.or.jp ogin:--ogin: login-name word: password」などと規定している略称
#
Top